ルフォーをするとやっぱり鼻が広がる?

こんにちは。

何かと忙しく気がつくと3月になってました。

もうすぐ桜の季節がやってきますね。まだまだ寒いので今月末に桜が本当に咲くのかなと思ってしまいますが・・・・。

Le Fort-1(ルフォーⅠ型骨切り術)+SSRO(下顎枝矢状分割骨切り)+オトガイ クワドラート法で

下顔面全体を縮小&後退させ、小顔にした患者様です。

術前と術後のお顔を比較すると明らかに鼻翼が広がっているように見えますが、実はほとんど変わっていないんです。お顔が小さくなると中のパーツが大きく見えるようになるんです。

一般的にルフォーの骨切を行うと鼻翼が広がると思われていますが、上顎を後方に下げる場合は物理的に鼻翼が広がることはありません。術後の腫脹で一時的に鼻翼は広がりますが、顔の腫脹の引きとともに鼻もほぼ元の形に戻って行きます。保険適応の手術の場合は上顎を前進させることが多いので前進量に応じて物理的に鼻翼が押し広げられ、術後の腫れが引いても鼻が広がってしまいます。同じ手術でも上顎骨の移動方向によって術後の鼻の大きさや形の評価が異なってくるのです。

30代女性 術後半年の症例です。症例_Lefort-1+SSRO+オトガイクワドラードpng

施術の方法について詳しくはこちらをご覧下さい。

Lefort-1+SSRO https://www.maxfacsginza.com/ope/midface/

オトガイクワドラート法(短縮) https://www.maxfacsginza.com/ope/jaw_short/

 

※本術式には以下のような合併症、偶発症が起きる可能性があります。

     

  • 眼窩下神経、オトガイ神経支配領域の知覚鈍麻
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  • 口蓋粘膜の知覚鈍麻、違和感
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  • 一時的な鼻閉感(1~2週間程度)
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  • 一時的な開口障害
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  • 上顎の挙上量に応じて上顎前歯の歯の見え方が少なくなる。
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  • 鼻翼幅が若干広がることがある。
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  • ごく稀に歯髄壊死を起こすことがある。
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  • ごく稀に一時的に顔面神経麻痺を起こすことがある。
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  • 顔面神経側頭枝、頬枝の一時的な麻痺
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  • 眼窩下神経の知覚鈍麻
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  • 頬骨弓部の一時的な凹み
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  •  頬の脂肪が多い場合、頬のたるみが残ることがある。