こんにちは。
8月、9月ととても忙しくてあっというまに10月になってしまいました。
実りの秋ですから、旬をむかえる美味しいものがこれからたくさんでてきますね。脂肪のつきやすい季節ですから食べすぎには注意してくださいね。
さて、今日は頬骨弓骨きり術(内側移動術)のお話です。当院ではZygomatic Arch Osteotomyを略してZAOと呼んでいます。
ホームページにも記載されている通り、当院のZAOは顔面の皮膚に一切傷がのこらない術式を行っています。
頬骨弓の後方を固定しないでも大丈夫? とか耳前切開をせずに本当に頬骨弓後方部を骨きりできるの? などのご質問を患者様や同業者様よりいただくことが多いのですが、
耳前切開しなくても、後方部を固定しなくても大丈夫なんです。
頬骨弓骨きり術は頬骨弓の前方(頬骨体部)は口腔内から、後方(顎関節の前方部)は耳の前の皮膚を切開して骨を露出させて骨きりし、頬骨弓を内側に移動させて前方と後方をマイクロプレートで固定する方法が一般的です。
特殊な器具を用いない限り、後方部を口腔内から骨きりするのは非常に難しいからです。
当院は頬骨弓の後方部をソノペットという超音波骨削器具を用いて骨きりします。正確に骨きりして切り離された骨の断端が離れないように前方を強固なミニプレートで固定します。強固なプレートで固定するので術後に咬筋の力で頬骨弓がズレでしまうこともありません。
ZAO術後一ヶ月の症例です。
後方はプレート固定していませんが頬骨弓の前方も後方もズレはありません。
後方部は段差がありますが外から触れてもわかりませんし、数ヶ月で骨のリモデリングが進み段々と自然な形態になってゆきます。
術後は頬骨体部、頬骨弓ともに一回り小さくなっていることがわかっていただけるでしょうか?
ZAOの施術ついて詳しくは、こちらをご覧ください。
https://www.maxfacsginza.com/ope/face_cheek/