皆さん、こんにちは。
やっと秋らしく涼しくなってきましたね。
枯れ葉が落ちて来るようになりました。一気に秋です。
今日は顔の女性化、特に顎、オトガイの女性化についてのお話しです。
オトガイとは下顎の先端をさす言葉です。
オトガイはお猿さんや原始人にはない特徴で、男性は顔の幅が細くてもオトガイの幅が広く、角張っていることが多く、女性では顔の幅が広くてもオトガイの幅は狭く尖っていることが多いそうです。
つまりオトガイが広くて角張っていると男らしく見え、細くて尖っていると女性らしく見えると言うことになりますね。とんがり過ぎはいかがなものかと思いますが。
上の顔を見ると確かに男っぽく見えますね。
男性的な特徴としてはオトガイ下切痕という窪みも存在します。アメリカンヒーローでは強調されて描かれていますよね。
ただどうしてオトガイの幅が広くて窪みがあると男らしく見えるのかは、なぞです。小さな頃からの刷り込みによるものなのでしょうか?
オトガイの幅を狭くして角をとると女性らしい顔になりました。
下の写真は男性的な顔の骨格の特徴をできる限り取り除いて顔の女性化を行った症例です。
施術
Le Fort typ 1骨切り、SSRO, GP, ZAO, 下顎骨外板切除術
※本術式には以下のような合併症、偶発症が起きる可能性があります。
- 眼窩下神経、オトガイ神経支配領域の知覚鈍麻
- 口蓋粘膜の知覚鈍麻、違和感
- 一時的な鼻閉感(1~2週間程度)
- 一時的な開口障害
- 上顎の挙上量に応じて上顎前歯の歯の見え方が少なくなる。
- 鼻翼幅が若干広がることがある。
- ごく稀に歯髄壊死を起こすことがある。
- ごく稀に一時的に顔面神経麻痺を起こすことがある。
- ごく稀に術後性副鼻腔炎が起きることがある。