Je suis ccino de cappuccino.　ソマリのチーノです。本名はチーノ　ド　カプチーノ。イギリス出身です。でも名前はフランス風です。

チーノは生後6ヶ月の時にマンションの5階の窓からカラスめがけてジャンプしてしまい、一度あの世にいったことがあるんです。

五階から路上に転落して、意識をうしなってるあいだに通りがかりのひとに見つけられて屍体としてゴミ置場に捨てられていました。

当時は私の家にムーちゃんとチーノと二匹のソマリが住んでいました。

ある夏の日、家に帰るとムーちゃんが私の目をじっとみてミヤーミヤーとなにやら訴えていました。ムーちゃんしか見当たらなかったのですが、チーノはどこかに隠れているのだろうと気にもとめていませんでした。

晩御飯の時間がきたのでムーちゃんとチーノが好きな猫缶を開けてやったのですが、いつもなら猫缶をあけるパチンという音で飛んでくる二匹が、その日はムーちゃんしかこなかったのです。チーちゃん、チーちゃんと呼びながら、ふと道路に面した窓を見たら、閉めておいたはずの窓が十数センチ開いているではないですか。もしやと思いあわてて窓際に飛んで行って、窓から体を乗り出して下の歩道をみました。まだ外は明るく、はっきりと歩道の一部が水で濡れているのにきずきました。

チーちゃん死んでしまったと思い、人生ではじめて腰がぬけて立てなくなるという状況を味わいました。

チーノはどうなったんだろう、屍体として処理されてしまったのだろうか、せめて一度、家に連れて帰ってやりたかったなと思いながらしばらく途方に暮れていました。

その後、チーノがどういう経緯で我が家に戻ってきたかは次回のブログで。

A bientôt!