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中顔面短縮と同時に下顔面も小さく。その2

こんにちは。

今日も寒いですね。お天気はいいですが、天気予報だと雨になるとのこと。

一雨ごとに寒くなっていっているような気がします。

今日はSSROで下顎を後方に下げた時の下顎幅の縮小効果についてのお話です。

私の長年の経験から得られた理論です。

下の写真は前回ブログと同じ症例です。ちょっとBEFORE, AFTERの顔の向きが異なるのですがAFTERの方が下顎が小さくなっているのはわかっていただけると思います。

※本術式には以下のような合併症、偶発症が起きる可能性があります。

  • 眼窩下神経、オトガイ神経支配領域の知覚鈍麻
  • 口蓋粘膜の知覚鈍麻、違和感
  • 一時的な鼻閉感(1~2週間程度)
  • 一時的な開口障害
  • 上顎の挙上量に応じて上顎前歯の歯の見え方が少なくなる。
  • 鼻翼幅が若干広がることがある。
  • ごく稀に歯髄壊死を起こすことがある。
  • ごく稀に一時的に顔面神経麻痺を起こすことがある。

それではどうしてSSROで下顎が小さくなるのかご説明いたします。

下図は下顎骨を下から見たところです。SSROでは図のように下顎の後方は外側の骨と内側の大きな骨体部に分割されます。

分割された骨体部を後方に下げます。

 

 

外側の骨を元に戻して固定し、はみ出した骨を切り落としすと下図のように一回り下顎が小さくなります。破線が元の大きさです。幅も狭くなることがわかります。

このような現象はIVROよりもSSROの方が効果的に認められます。

 

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