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削りすぎたエラの再建

こんにちは。

エラを削りすぎてしまって、横顔の輪郭がぼやけてしまった、なぜか前頬部にたるみが出た、エラ削りをしたが元に戻したい。そういってマックスに助けを求めてくる患者様は少なくありません。

削りすぎた程度にもよりますがほとんどの症例で再建が可能です。

再建に用いる材料によってクラニオセメント法、CT-BONE法に分かれます。

今日はCT-BONE法についてお話ししますね。

CT-BONEはカルシウム欠損型HAを使用しており、3Dプリンターを用いて成形し再結晶化のために焼結しない硬化処理方法を採用しています。それにより、生体が元来有している骨形成能を引き出すことが可能になります。 時間の経過につれて患者様自身の骨に同化していく人工骨なのです。

患者様の3DCT データから精度の非常に高い下顎の模型を作成して、削りすぎた部分を特殊なワックスを盛り付けてエラを削り出してゆきます。エラを削る前の3DCTデータがあればその形を参考にします。

作成した形と元のエラの形が3D解析ソフトを使ってピッタリと重なり合わさるまでワックスの形を修正します。

このようにして作成したワックスの形がそのまま3DプリンターでプリントされCT-BORNが完成します。

エラ削り前の右側のエラ

削りすぎてしまったエラ

作成したCT-BONE

CT-BONEによる再建CT像 術後2週間

CT-BONEがずれないようにチタンのプレートで軽く固定をしています。

CT-BONEと骨の境界線は時間と共にわからなくなります。

プレートはCT-BORNが骨と同化したら外すことができます。吸収性プレート(チタンプレートより費用が倍以上かかりますが…..)を使えば外す必要もありません。

下の症例はモンゴルの方でモンゴル人らしいエラに戻されたいとのことで元のエラの大きさ、形を再現されました。エラを削り過ぎると前頬部の膨らみが大きくなり、弛んだように見えることがあります。エラを再建することで緩んだ前頬部のたるみや顎下部のたるみも改善することができます。

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エラを削り過ぎた、少し元に戻したい、元に戻したい、エラを作りたい、そのような思いのある方、一度カウンセリングに来てください。色々な悩みを解消できると思います

 

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