Categories: Dr.Watanabe

受け口だけど受け口じゃない時もあるんです。

こんにちは。

夏休みに入って街には学生さんと思わしき若い方が夜遅くまであふれていますね。

楽しい季節になってきました。学生さんは長い夏休みを楽しんでくださいね。

今日は、受け口を治して欲しいと言ってこられた方をご紹介します。

最初にカウンセリングに来られた時は下顎前突かなと思いました。噛み合わせも下顎前突独特の噛み合わせでしたので、SSROとオトガイ短縮を提案しましたが、術後の顔貌をイメージしてみるとなんだかバランスがおかしいのです。セファロ分析をしてみるとやはり下顎の位置は正しい位置にあり上顎が正しい位置よりも後方にあることがわかりました。上顎が劣成長で下顎だけ正常に発育したために見かけ上、下顎前突になっていたのです。

術式変更です。Le Fort type 1 osteotomy (ルフォー1型骨きり術)で上顎全体を前方移動してオトガイ短縮も行いました。

一般の美容外科のプランだと下顎の分節骨きりで前歯を後方に移動して反対咬合を直しオトガイ形成をすると思います。見かけ上の受け口はなおりますが、決してバランスのとれたうつくしい骨格にはなりません。

ひきしまったいいお顔になられたと思います。上下の唇の形もバランスがとれて綺麗になりました。

 

 

 

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