日本美容外科学会「骨切りの未来」で講演

みなさんこんにちは。

ほんとに暑いですね。

天気のいい日はジュリエッタ(ジュリエッタスパイダー1962年式)で通勤しているのですが

午前中にもかかわらず吹き込む風が熱風なんです。

去年の夏はそんなことはなかったので確実に去年より暑くなってますね。

さて、昨年のことで申し訳ないのですが、第111回日本美容外科学会のシンポジューム「骨切りの未来」

東京警察病院の渡邊頼勝先生、リラクラニオフェイシャルクリニックの宇田宏一先生、東京美容外科の山本崇弘先生(現コントアクリニック東京院長)らとシンポジストを務めさせて頂きました。

みなさん骨切りの世界では有名な方ばかりですので少し緊張しましたが、講演はうまくできたのではないかと思います。

私は「ルフォータイプⅠ骨切り術における上顎骨の位置ぎめをするための新しい装置」と題して当院とワシエスメデイカルで共同開発したMAXILLARY SEGMENT POSITIONER(MSP)の有用性について講演いたしました。

ルフォータイプⅠ骨切り術において最も重要なポイントは頭蓋から切り離した上顎骨をいかに術前計画通りに位置を決めて固定するかです。

これまでルフォー 1型 骨切り術において、上顎骨の位置を決めるためにさまざまな手法が使われてきました。しかしながらそのほとんどの方法は下顎骨が基準となるため、上顎骨を正しい位置に固定することは困難でした。そこで、上顎骨を正しい位置に位置決めすると共に、その位置で固定できる装置を開発しました。 この装置を使用することにより術前計画に従って上顎セグメントを位置決めし固定することが可能となったのです。

 

MSPとクロスレーザーシステム

手術のシミュレーションソフトと連動できるように設計しましたので骨切りして頭蓋から切り離された上顎をこの装置に固定することで術前の手術シミュレーション通りに上顎骨を移動し固定できます。そして上顎が予定通りの位置に固定されているかどうかはクロスレーザーシステムで確認できます。上顎の位置決めのの後、プレート固定が終了したら、この装置は外します。

ルフォータイプⅠ骨切り術はその手技も大切ですが、術前の計画通りに上顎骨のセグメントを正確に位置決めして固定することが成功の大きな秘訣なんです。