輪郭のどこをどうしたらいいかわからない時は?

こんにちは。

かなり久しぶりのブログとなりますが、皆さんお元気ですか?

まだまだ残暑が続きますが、朝夕は秋の気配を感じる季節になりました。

愛車のGiulietta Spiderで皇居の周りをクルージングしていると虫の音が聞こえてきます。セミも鳴いていて、選手交代している感じです。

さて、今日は輪郭のどこをどうしたらわからない時の良い方法についてお話しいたします。

時々、女優さんやモデルさんの写真を持参されて、このようにできますか?と問われることがあります。

その答えとして、「かなり近づけることができます。」とお答えしています。ただしモデルとなる女性の正面と側面の写真が必要となります。女優さんやモデルさんの写真は簡単にネットから拾ってこれます。

正面写真上で両側の前頭頬骨縫合点、頬骨の最突出点、下顎角の最突出点そしてオトガイの最下点を結んだ7角形を作成します。

この7角形の両側の前頭頬骨縫合点を画像解析ソフトで患者様の両側前頭頬骨縫合点と合わせます。

そうすると下図のように正面顔での違いがわかります。

Milanda-BFAF

骨格の解析ソフトで頬骨や下顎角及びメントン(オトガイの最下点)の移動量と方向を算出します。

同様に横顔も画像解析ソフトで輪郭を抽出すると横顔の違いがわかります。

PrePostMiranda-LR

正面顔と同様に骨格解析ソフトで上顎骨、下顎骨の移動量、方向を算出します。

正面顔と横顔の移動量と方向が算出されたら、3Dシュミレーターで骨きりをしてシミュレーションしたのち、さらに骨格模型を3Dシミュレーション結果と同じ骨きりをして問題点がないか確認します。

術後の写真を見ていただくと輪郭は目標となる女性にかなり近づいたことをご理解いただけると思います。

あとは額を少し、特に眼窩上隆起を少し作って、鼻は鼻中隔延長と鼻プロテーゼでしょうか。

これらのパーツも術前解析を行い、あとはDr. 吉見にお任せします。