皆さん、こんにちは。
秋ですねー。エアコンのいらない季節です。
あいにく台風の季節でもありますから、お天気がよくありませんが。
さて、今回は、前回に引き続いて顔の女性化のお話ですが、エラの女性化についてお話しします。
エラは解剖学的には下顎角と呼ばれています。
真横から見た時の下顎角の角度(ゴニオンアングル)は120°から130°が美しいとされていますが、女性の方が男性よりもゴニオンアングルは広く、男性は120°以下の人も多く見受けられます。
ちなみにエラ削りを希望される多くの女性は125°前後を好まれます。
エラの女性化をする時は下顎角形成術などでゴニオンアングルを125°くらいにすると良いと言うことになりますが、それだけでは不十分なんです。
前方から見た時のエラの幅、つまりエラの側方への突出も考えなくてはなりません。男性は女性に比べてエラが側方へ突出している傾向にあります。エラの女性化をする時はこの側方への突出を下顎角外板切除術あるいは下顎骨体部外板切除術などで減量する必要があります。
男性っぽい、エラの外側への出っ張り
下顎骨外板切除
外板切除後は女性っぽくなりました。
下顎角のゴニオンアングルが120°以下でエラの側方への突出が大きい人は頬骨も大きく、側方に突出している傾向にあり、それは食べ物を噛む筋肉である咀嚼筋が発達いるためではないかと言われています。一方、人類学においてネアンデルタール人は咀嚼力が強かったらしいのですが頬骨やエラはそれほど発達していなかったそうですので、咀嚼力とエラの出っ張りは関係ないのかもしれませんね。