顔の女性化-頬骨セットバック-

こんにちは。

夜は少し寒く感じるようになりました。

昼夕で温度差がありますから皆さんも体調を崩さないようにしてくださいね。

今日は頬骨の女性化についてのお話です。

男性的な頬骨の特徴は頬骨骨体部の側方、および前方への飛び出し、頬骨弓部の側方への飛び出しなどが挙げられます。

頬骨を女性化するためには上記のような男性的特徴をなくしてゆきます。

頬骨前方と頬骨弓側方への張り出しには頬骨弓内側転位術(ZAO)、頬骨の前方への突出が見られる場合は頬骨弓を含めた頬骨後方移動術(頬骨セットバック)が必要になります。

我々特に北東アジア人は頬骨の前方が横と前方に張り出していて西洋人と比較すると顔の彫りが浅い傾向にあります。頬骨セットバックはそのような骨格の人には向いていると言えますね。顔の西洋人化と女性化が同時に行うことができます。

頬骨セットバックで口角や口角付近の前頬部は大頬骨筋が後方に引かれるためリフトアップの効果が得られますが、どうしても咬筋が緩んでしまうので頬にブルドッグのようなタルミが残ることがあるのが難点です。

咬筋は頬骨の前方から始まり下顎角(エラ)に付着しております。

つまり前から後ろに向かって走行しています。

頬骨セットバックを行うと頬骨前方部と下顎角(エラ)の距離が短くなるので咬筋が弛んでしまい頬の下部にたるみが残りことがあります。