頬骨削り
正面や横からの出っ張りが気になる、小顔になりたい方へ
正面や横からの出っ張りが気になる、小顔になりたい方へ
目次
頬骨削り(矯正、引っ込める)や頬骨弓骨きり術は頬骨の張っていない西洋人のようなシュッとした顔立ちにするには欠かせない方法です。
頬骨の前方部のボルュームを小さくするには骨削術(頬骨削り)をおこないます。
頬骨が横に張り出している原因の多くは頬骨弓(この部分をザイゴマティクアーチといいます)[Fig1]
という部分が横に張り出している場合が多く、頬骨が横に張り出しているときは二つの手術法があります。これらの手術には今のところ正式名称といったものはなく、ザイゴマティクアーチリダクションとかマラーリダクションとか単にアーチリダクション、アーチインフラクチャー法とか施設よって様々な名前で呼ばれています。当院ではZygomatic Arch Osteotomy(ザイゴマチックオステオトミー)の頭文字をとってZAOと呼んでいます。
1.張り出した部分を削る方法
頬骨弓は厚さが薄いところでは4~5mm程しかなく、この骨を削ったとしても2~3mm程度が限界です。また、この骨の中央部の外側には顔面神経という大切な神経の一部が走っており頬骨弓の外側を削る時にこの神経に影響を及ぼすと額にシワがよせられなくなったり、眉毛が下がったりします。[Fig2]
頬骨弓は外力で折れやすい場所ですので骨を削ることでより骨折しやすくなるなどのリスクがあります。
2.頬骨弓を前方と後方で骨切りして張り出した部分を内側に転位させる方法(ZAO)
出っ張った頬骨を小さくすると同時に顔の幅を小さくすることができるZAOは頬骨弓自体を内側に転移させるために頬骨弓の張り出しを片側で1㎝程度縮小させることができます。ただし頬骨弓の内側には側頭筋があり、この側頭筋が付着している下顎骨筋突起が長い人では頬骨弓を内側に移動させすぎると口を大きく開けられなくなりますので注意が必要です。多くの症例では頬骨削りと頬骨弓骨きり術を同時に行います。頬骨弓が横方向に張り出している人は頬骨の前方もボリュームもあり突出している傾向があるためです。
具体的には、お口の中の粘膜を2センチ程度切開して、頬骨弓の前方と後方を独自の手技と器具で骨きりしてます。頬骨、頬骨弓全体を内側に移動させることによって頬骨の突出を改善すると同時に顔の幅を小さくすることができます。
ZAOはEZカンター法とプリベンディット法があります。EZ カンター法はZAO専用の手術機械でお口中から頬骨弓の前方と後方を骨きりし、頬骨弓を内側に転移させる方法で固定は行いません。したがって頬骨の出っ張りが少ない方に向いています。
一方プリベンディット法はEZカンター法と同様にお口の中から頬骨弓の前方と後方を骨きりますが、骨きりした部分を専用の極薄純チタンプレートとスクリューで固定します。チタンは生体に対して非常に親和性の高い材料で骨折の治療などにも使用されていますので安全です。プレートは純チタン性ですので空港などの金属探知機にも反応しません。また骨きり部の骨の癒合が終わればプレートは取り外すことも可能です。
◇他院で行われている頬骨弓骨切り術よりZAOの優れている点
1.手術のリスクが他の方法よりも非常に少ない
2.顔に一切の傷跡が残らない
3.頬のたるみが生じにくいなどが挙げられます。
他院では耳の前の皮膚を切開し、皮膚と骨膜を骨からはがして頬骨弓の外側から後方部の骨切りをします。たとえ超音波切削器具を用いても熟練した術者がおこなわなければ顔面神経側頭枝(額や上瞼を動かす神経)に影響をおよぼし、額に皺がよらなくなったり上眼瞼が少し下垂したようになる恐れがあります。
一方、ZAOは頬骨弓の前方部、後方部とも口腔内からアプローチして、骨切りをおこないます。特に後方部の骨切りは頬骨弓の内側からおこないますので耳前切開をする一般的な方法にくらべて顔面神経側頭枝を損傷する可能性が非常に低いのです。また骨切りをする部位の骨膜しか剥離せず、頬骨弓全体を上方に引き上げて固定し、頬にたるみが生じにくくする工夫をしています。
頬骨弓骨切り術(アーチインフラクチャー法)は以下の2通りの方法があります。
施術時間 | 1~3時間 |
---|---|
麻酔 | 全身麻酔 |
痛みの度合い | |
ダウンタイム | 夜間ギブス固定:平均1週間|腫れのおさまり:3mo(下記へ) |
メイク | お化粧は可能です。 |
シャワー | 体が温まり過ぎない程度に可能 |
食事 | 翌日の診察後から |
◇腫れのおさまりについて 術後3日ごろがピークでその後徐々に引いてゆき2週間程度で手術による腫れは消失します。その後、むくみは残り3ヶ月程度で落ち着きます。
通常アーチインフラクチャー法は耳の前の皮膚を切開する必要がありますが当院では頬骨弓後方部を口の中から骨きりできる特殊な機械をもちいて基本的にすべて口腔内から行い、頬骨弓後方部の骨切りは頬骨弓の内側から行いますので頬骨弓の外側を走っている顔面神経の側頭枝を障害するリスクが少なく、顔の外に傷跡も残りません。この骨切り法は当院だけの技術です。
頬骨弓の後方は固定しませんが、前方を強固なSynthes社のMOJ mini plateで固定しますので術後の変位の心配もありません。
また患者様の3D模型で術前に模擬手術を行い骨固定用のチタンプレートをあらかじめ曲げておきますので手術が容易になるとともに手術時間も短縮できます。
輪郭整形、骨格形成、目もと、鼻、耳などの各美容施術のご予約~カウンセリング~手術~術後検診までの流れをご説明致します。
国内の患者様を対象とした料金となります。海外からお越し頂く方は施術により料金が変動致しますので、必ずお問い合わせ下さいますようお願い申し上げます。
施術項目 | 金額 (税込) | |
---|---|---|
頬骨削り(イージーカンター) | ¥831,600 | |
頬骨弓骨切り術 (イージーカンター) | ¥1,240,800 | |
頬骨弓骨切り (プレート固定) | ¥1,524,600 |
施術項目 | 金額(税込) | |
---|---|---|
頬骨削り術(イージーカンター)+下顎角形成術 | ¥2,028,000 | |
頬骨弓骨切り術(イージーカンター)+下顎角形成術 | ¥2,332,440 | |
頬骨弓骨切り術(プレート固定)+下顎角形成術 | ¥2,593,800 | |
頬骨弓骨切り術(プレート固定)+下顎角形成術(外板切除) | ¥2,134,440 | |
頬骨削り術(イージーカンター)+下顎角形成術(外板切除) | ¥1,520,640 | |
頬骨弓骨切り術(イージーカンター)+下顎角形成術(外板切除) | ¥1,882,320 | |
頬骨弓骨切り術(プレート固定)+下顎角形成+外板切除+Vライン形成 | ¥4,740,120 |